1学期終業式の講話を掲載いたします。
校長室だより ここに科学の力あり
皆さん、テレビや新聞のニュースで知っていることと思いますが、九州北部を中心に発生した記録的な豪雨により多くの尊い命が失われました。 家や財産を失うなど今なお多数の人々が避難所での生活を余儀なくされています。
亡くなられた方への哀悼の意を表するとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈りしたいと思います。また、このような機会を通じて災害の怖さや発生に対する備えについて、私たちひとり一人がしっかりと考えていく必要があります。
さて、本日で1学期が終わりました。長く感じた人、短く感じた人それぞれであると思います。3学期制ということからすれば、学年の3分の1が終わったように思えますが、実際の授業日数で考えるとすでに1年間の4割ほどを消化したことになります。
この1学期、行事や部活動、資格取得に向けての講習などで多くの生徒が力を発揮してくれました。また、現在もチャレンジ中の生徒も多くいます。 昨日の放課後もE系の教室では第2種電気工事士の試験に向けて最終段階に入っている生徒が熱心に練習をしていました。
また、機械工場では、旋盤の技能検定3級の試験に向け暑い中一生懸命に頑張っていました。このような姿を見ると「将来に直結した力をつける工科高校の伝統」を感じます。何かに集中している生徒の目は輝き、とても良い顔をしています。
「資格」を得ることも重要ですが、一つの事に全力でチャレンジしたという経験は、これからの人生にとって大きな財産になるに違いありません。
さらに、部活動の活躍も学校に大きな元気を与えてくれます。 先日行われた野球部の大阪府予選2回戦の応援に行きましたが、素晴らしい試合で勝利しました。そしてその活躍は、「投打がかみ合う茨木工科高校」という見出しで次の日の新聞紙上にも大きく取り上げられました。明日の3回戦もチーム一丸となり、全力を尽くして欲しいと思います。
また、この後壮行会を行いますが、本校自転車競技部が7月末から始まる全国インターハイに大阪代表として出場します。その他、実業総体で常時入賞をしているテニス部をはじめ多くの運動部が日々熱心に活動しています。夏休みには様々な公式戦が開催されますが、大いに活躍を期待しています。
文化部の生徒も良く頑張っています。本日から今週末まで、畑田にある茨木市中央図書館エントランスホールにて「茨木工科高校文化部作品展」を開催していますので、皆さんも時間があればぜひ見学に行ってください。
また、SST.R&D部は7月27日に行われる近畿工業高校研究協議会に大阪代表として生徒発表を行います。また、この秋に秋田県で開催される全国産業教育フェアに近畿代表として作品展示をすることも決定しました。
様々な場面で本校生が活躍する姿を本当に頼もしく思います。 長い夏休みになりますが、健康面、安全面には十分気をつけてください。
2学期始業式に全員が元気な姿で登校することを心より願っています。