７月１７日（土）に、生徒を除くすべての保護者および本校環境化学システム系に関心のある方を対象に、「第１回ワークショップ（ハンドクリーム製作体験）」を実施いたしました。

　梅雨明けの暑い日となりましたが、４名の方にご参加いただき、新型コロナ感染対策を万全に、およそ２時間にわたり、実施いたしました。

　普段、生徒たちが使う実験器具ですが、大人になられてからは、ほとんど触れる機会もなく、皆さま一様に、懐かしがられながらも、どこか緊張感を持って、器具を使用され、製作を楽しんでいらっしゃいました。試薬を取り、加熱し、冷却しながら混ぜるというシンプルな工程であり、ハンドクリームが出来上がっていく様を目の当たりにされた皆さまは、私たちの暮らしに密着するものの「ものづくり」の楽しさをご体験されたことだと思います。

　最終工程に、お好みの香料を組み合わせたものを添加し、ハンドクリームに仕上げていきますが、これが一番重要な作業で、人それぞれ好みが違います。また添加量によっても雰囲気がかなり変わってきます。

　私たち教員で、たくさんある香料を大きな７つのグループに分け、隣り合うグループの組み合わせが、相性が良いとされることを説明し、それを理解されながら、好みに合う香料を選び、最終３種類のハンドクリームを製作されました。それぞれ雰囲気の違うハンドクリームが出来上がり、喜んでおられました。

　最後に、アンケートをお願いいたしまして、今回の感想をお聞かせいただきましたが、好評をいただいたと感じております。今回は、私たち環境化学システム系の教員にとっても、ワークショップ自体が、初めての経験で、試行錯誤しながら実施いたしましたが、今回の振り返りを行い、次回にはさらに喜んでいただけるワークショップを継続して開催していきたいと考えます。

　今回ご参加いただきました４名の皆さま、お暑い中、ご参加くださいまして誠にありがとうございました。これからも本校の取り組みにご理解いただき、応援いただけますよう心からお願い申し上げます。また機会がございましたら、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。

　なお、今回使用した全ての原材料は化粧品に使用される品質のもので、安全性の高いものを使用しておりますが、万が一、お肌に合わない場合には、ご使用をお控え頂けますようお願い申し上げます。