茨木工科高校ブログ

校長室だより 一覧

1学期終業式の講話を掲載いたします。

2017-07-20

校長室だより ここに科学の力あり

■ 1学期終業式 講話(7月20日)■

 

 皆さん、テレビや新聞のニュースで知っていることと思いますが、九州北部を中心に発生した記録的な豪雨により多くの尊い命が失われました。 家や財産を失うなど今なお多数の人々が避難所での生活を余儀なくされています。

 亡くなられた方への哀悼の意を表するとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈りしたいと思います。また、このような機会を通じて災害の怖さや発生に対する備えについて、私たちひとり一人がしっかりと考えていく必要があります。

 さて、本日で1学期が終わりました。長く感じた人、短く感じた人それぞれであると思います。3学期制ということからすれば、学年の3分の1が終わったように思えますが、実際の授業日数で考えるとすでに1年間の4割ほどを消化したことになります。

  この1学期、行事や部活動、資格取得に向けての講習などで多くの生徒が力を発揮してくれました。また、現在もチャレンジ中の生徒も多くいます。 昨日の放課後もE系の教室では第2種電気工事士の試験に向けて最終段階に入っている生徒が熱心に練習をしていました。

  また、機械工場では、旋盤の技能検定3級の試験に向け暑い中一生懸命に頑張っていました。このような姿を見ると「将来に直結した力をつける工科高校の伝統」を感じます。何かに集中している生徒の目は輝き、とても良い顔をしています。

  「資格」を得ることも重要ですが、一つの事に全力でチャレンジしたという経験は、これからの人生にとって大きな財産になるに違いありません。

  さらに、部活動の活躍も学校に大きな元気を与えてくれます。 先日行われた野球部の大阪府予選2回戦の応援に行きましたが、素晴らしい試合で勝利しました。そしてその活躍は、「投打がかみ合う茨木工科高校」という見出しで次の日の新聞紙上にも大きく取り上げられました。明日の3回戦もチーム一丸となり、全力を尽くして欲しいと思います。

 また、この後壮行会を行いますが、本校自転車競技部が7月末から始まる全国インターハイに大阪代表として出場します。その他、実業総体で常時入賞をしているテニス部をはじめ多くの運動部が日々熱心に活動しています。夏休みには様々な公式戦が開催されますが、大いに活躍を期待しています。

  文化部の生徒も良く頑張っています。本日から今週末まで、畑田にある茨木市中央図書館エントランスホールにて「茨木工科高校文化部作品展」を開催していますので、皆さんも時間があればぜひ見学に行ってください。

 また、SST.R&D部は7月27日に行われる近畿工業高校研究協議会に大阪代表として生徒発表を行います。また、この秋に秋田県で開催される全国産業教育フェアに近畿代表として作品展示をすることも決定しました。

  様々な場面で本校生が活躍する姿を本当に頼もしく思います。 長い夏休みになりますが、健康面、安全面には十分気をつけてください。

 2学期始業式に全員が元気な姿で登校することを心より願っています。

6月全校集会の講話を掲載しました。

2017-06-28

校長室だより ここに科学の力あり

■ 全校集会 講話(6月28日)■

 

 今年度の前半3ヶ月が過ぎました。それぞれにとって様々な変化があった日々であると思います。1年生は、中学校の時より求められる内容やレベルが大きく変化しました。

高校生としての自覚を持って、スムーズに対応できている生徒もいれば、まだ高校生になり切れていない生徒、戸惑っている生徒も若干見られるようです。

同様に、2年生においても、いよいよ専門系の授業が本格的に始まり、将来に繋がる知識や技能の習得に向けて努力をする時期が来ました。技術を磨くことが自らの幸せに繋がるという前向きな気持ちで、一つひとつ着実に力を付けて欲しいと思います。

そして3年生にとっては、進路選択にとって大きなウエイトを占める1学期。これから本番を迎える就職試験や入学試験に向けて、引き続き全力を尽くしてください。

この間、ある会社の社長さんの話を聞く機会がありました。その中で、心に残った言葉を紹介したいと思います。その方は、社長でありながらも毎年、採用試験の面接官をしているそうなのですが、「面接では、皆、挨拶もするし、返事もする。しかし、その生徒が日頃からしっかりと挨拶や返事をしている生徒か、いつもはしていないのに面接だけ形式的にしている生徒か、は即座にわかります。」そして「挨拶ができるかできないかということも、もちろん大切だが、もっと大切なことは挨拶をすることができる素直な心、人と繋がり人を受け入れることのできる心を持っているかどうか。」と言われていました。

 当たり前の事ですが、どんな面接練習より、普段の行動がどれほど大切かという事です。

私は、立てる日は毎朝、数人の先生と一緒に通用門で、登校してくる生徒や近隣の方と挨拶をかわすのが日課になっています。

こちらからの挨拶にはほとんどの生徒が、挨拶を返してくれるのですが、今年になって、昨年よりもさらに、生徒の皆さんから「おはようございます。」という挨拶をもらうことが本当に多くなりました。本当に嬉しいことです。

「挨拶をしてくれた人に挨拶を返す。」これは、ごく自然な事です。「自分から挨拶ができる」という力は、人と繋がっていくうえでは、全く違う高いレベルの力です。

自分から挨拶ができる人は、先ほど話をしたように、様々な人と自分から繋がっていくことができる人、素直な心を持っているということに繋がります。

ただ、自分から挨拶をするのにはもう一つハードルがあります。それは勇気です。自分から挨拶をすることは、なかなか勇気がいるし、苦手な人も多いと思います。しかし、ひとつ殻を破れば、その力が、自分の意見を伝えたり、表現したりする力に繋がります。ぜひとも自分から挨拶ができる人、人と繋がっていける人になって欲しいと思います。

 明日から、いよいよ期末考査が始まります。

 3年生にとっては、進学・就職に向けて本当に大きな意味を持ちます。

1・2年生も、特に中間考査の成績が良くなかった生徒はここで取り返しておかないと2学期以降大変なことになります。全てが、誰のためでもなく、自分自身のためです。

前向きに全力を尽くしてください。

「H29年度 1学期始業式・入学式の式辞」を掲載いたします。

2017-04-12

H29年度 1学期始業式・入学式 式辞を掲載いたします。

→H29年度 1学期始業式 式辞(PDF)

→H29年度 入学式 式辞(PDF)

3学期終業式の講話を掲載いたします。

2017-03-17
校長室だより ここに科学の力あり

■ 3学期終業式 講話(3月16日)■

3学期終業式 式辞

3月も半ばを超え、少しずつ春の訪れが感じられるようになってきました。
3月1日に、先輩10期生の卒業式があり、238名の卒業生が本校を巣立っていきました。
場の雰囲気を乱したりする生徒は誰一人おらず、とても素晴らしい卒業式で、参列された来賓の方々から帰り際に「本当に良い卒業式でした」とお褒めの言葉をいただきました。また、出席された保護者の方々も喜んでおられました。常日頃から茨木工科高校生が式典にしっかりした態度で臨む習慣をつけていることが、このような素晴らしい卒業式に繋がったのだと思います。ぜひこの伝統を受け継いでいってもらいたいと思います。

 さて、いよいよ今年度も最後の日を迎えましたが、この1年を振り返ると、多くの生徒が様々な場面において活躍をしてくれました。 まずは、部活動です。
 文化部では、SST R&D部が近畿代表として、缶サット甲子園へ出場、機械研究部もロボット相撲で近畿予選を勝ち抜き、全国ロボット相撲大会に出場しました。運動部では自転車競技部が全国大会に出場しました。 また、全ての部活とは言えないものの、野球部、バスケット部、サッカー部の試合、軽音楽部のステージ、美術部の展示会などを見に行かせてもらいました。その他も、本当に多くの部が、文化祭や各種イベント、各種大会において力を発揮してくれました。
来年度、新たに新入生を迎え、より一層の活躍を期待しています。

 次に資格取得です。 この中には、この1年で様々な資格を手に入れた生徒も多いと思います。取得した資格は一生の財産です。残念ながら今年失敗した生徒もいると思いますが、あきらめずぜひ来年、再チャレンジしてください。今後も生徒の皆さんには、失敗を恐れず、何ごとにも挑戦する気持ちを持って欲しいと思います。

 最後にもう一つ嬉しかったこと
それは、今年度の遅刻総数が目標の4000件を切ったことです。昨年度と比べて1000件ほど減りました。これは、工科生全員の時間を守る意識が高まった結果です。 1000という数は、ものすごい数のように思えますが、工科生が1年に1回遅刻を減らすと900減る計算になります。1回も遅刻をしない生徒もいるので単純には言えませんが、一人ひとりが少しずつ変われば、集団は大きく成長することができます。一人が900の階段を上るには、大変な労力を必要としますが、900人が1段ずつ階段を登れば、茨木工科高校は900段の階段を上ることができます。皆の力で、もっともっと茨木工科高校を、意識の高い誇れる学校にして言って欲しいと思います。
明日からおよそ3週間の春休みに入りますが、安全、かつ有意義な過ごし方をしてください。4月10日に元気な顔を見ることを楽しみにしています。

(さらに…)

卒業式 式辞を掲載いたします。

2017-03-03
校長室だより ここに科学の力あり

■ 卒業式 式辞(3月1日)■

ただ今、卒業生238名に卒業証書を授与いたしました。まずは、この記念すべき日に、同窓会会長 本津茂樹様をはじめ、多くのご来賓の皆さまにご臨席いただきましたことに、高いところからではございますが、深く感謝を申し上げます。
また、保護者の皆さまにおかれましては、高校生と言う多感な時期を送るお子様に、ある時は厳しく、ある時は暖かく寄り添いながら、一緒に乗り越えてこられた三年間であったと思います。立派に成長したお子様が新たな旅立ちを迎える今日、さまざまな思い出が駆け巡り、「感慨無量の思い」であると拝察をいたします。 担任団をはじめ、教職員一同、心からお喜び申し上げますとともに、この間、本校の教育にご理解、ご協力をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。

さて、卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。高校生活を振り返れば、様々な出来事が、走馬灯のように思い出されることでしょう。茨木工科高校での生活は決して楽しいことばかりではなかったと思います。レポート提出や口頭試問、資格や検定に向けた講習、さらに、三年生になってからは、就職に向けた面接指導や進学に向けた受験勉強に苦労をした人、また、親や友人と考えが合わずぶつかり、悩んだ人も多いと思います。これらの経験を通して、皆さんは一歩一歩成長し、つけた力は進路実現へと繋がりました。
また、多くの思い出もできました。クラスが団結し、成功に導いた体育祭や文化祭、民泊を通して現地の方と触れ合った沖縄での修学旅行、仲間とともに一つの目的に向かって努力、工夫を重ねたクラブ活動など、皆さんにとっては、かけがえのない財産になるでしょう。
しかし、もっと大きな財産。それは、皆さんが、授業で身に着けた、専門的な知識や技術、そして生活指導から学んだ「挨拶」や「ルールを守る」といった力です。
卒業生の皆さんには、この「工業高校ならではの力」を基に、四月からの新しいステージで、おおいに活躍をして欲しいと願っています。

さて、今日は、新たな世界に羽ばたく皆さんに、はなむけの言葉として、「これからの社会を生きぬいていく」うえで大切なことを二つ、話したいと思います。
まず一つめは、皆さんが生きていくこれからの時代においては、「人間だからこそできること」言い方を変えれば、「人間にしかできないこと」それができる人材が必要とされるようになってくるということです。
今、社会はもの凄いスピードで進化し続けています。
以前は店に行かないと買えなかったものが、ネットショップで簡単に買うことができる。もしかしたら将来、 物を販売する店がなくなる時代が、来るかも知れません。自動車が、自動運転で走行し、運転手がいらなくなる時代もそう遠くなさそうです。イギリスの大学でまとめられた調査によると、今後、十年から二十年後には、今ある職業の半分近くは、人工知能とロボットが代わりをするようになり、人の職業はどんどん減ってくるだろうと予測されています。
皆さんが高校時代に身に付けた「ものづくり」の基本的な知識と技能は、とても重要な能力の一つであり、今後も社会から必要とされ、大切にされていくものであることは間違いありません。しかし、これからの時代を生きぬいていくためには、それに加え、「人だからできること」、言い換えるとするならば「ロボットにはできないこと」ができる力が必要になってくるのです。
たとえば、「人が喜ぶもの、必要なものは何かを考えて、より良い製品を考えること」また、「仲間のみんなと知恵を出し合い、協力してなにかをすること」、あるいは「自分が作った製品の良さを表現したり、わかりやすく説明したりすること」などは、ロボットにはできません。人間は、人工知能やロボットにはできない素晴らしい能力をもっています。皆さんには是非とも、将来の仕事や生活において、プログラムされたことしかできない「ロボット」ではなく、自分の力で物を考え、判断し、表現できる人材になって欲しいと思います。
大切なことの二つめ。それは、常に将来に夢を持ち、その実現に向け、ゆっくりでも良いのでコツコツと自分の力で前に進むことです。
もうすぐ春がきます。春になると桜の花が一年に一度の美しい花を咲かせます。その美しさゆえ、木の周りには多くの人が集まり、桜の木は主人公になります。しかし、やがて花びらが散ると、人々は気にも留めなくなる。
しかし桜が、次の年にまた美しく咲くことができるのは、見向きもされない暑い夏も寒い冬も、しっかりと根を伸ばし、踏ん張りながらも春を待っているからです。
皆さんも、これから進学したり、就職したりする中で、うまくいくことばかりではありません。むしろ、最初はうまくいかない事の方が多いと思います。
しかし、決して逃げることなく、目標に向かって、目の前のハードルを自分の力で一つひとつ超えていけば必ず夢は叶うはずです。
壁にぶつかった時、自分自身の弱い面、欠点ばかりに目をやり、「自分には無理」と決めつけるのではなく、自分の力を信じ、自分の得意なところを活かして「自分ならできる」という前向きな考えで乗り切ってください。

終わりになりましたが、本日、ご列席いただきました
ご来賓の皆様、保護者の皆様に重ねてお礼を申しあげますとともに、今後とも本校教育にご理解ご協力を賜りますようよろしくお願いします。
卒業生の皆さん。
今後、就職、進学とそれぞれの道を歩むことになりますが、どのようなステージにおいても、茨木工科高校の卒業生であるという誇り、高い志を持って活躍してください。
君たちの活躍をお祈りして、式辞といたします。

平成29年3月1日
大阪府立茨木工科高等学校
校長 田 尻  肇

(さらに…)

3学期始業式の講話を掲載いたします。

2017-01-10
校長室だより ここに科学の力あり

■ 3学期始業式 講話(1月10日)■

新年明けましておめでとうございます。
新たな1年が始まりました。このように3学年が一堂に会して式典をおこなうのもこれが最後の機会となりました。3年生にとってこの次は卒業式になります。2学期の終業式にも話をしましたが、今年はそれぞれにとって、昨年とは大きく環境が変わり、新たなステージでチャレンジをする1年になります。年の初めにこの1年の目標や夢、1年後に成長した自分の姿をしっかりと描いてください。

 さて、昨日は成人の日でした。テレビのニュースでは各地で行われた成人式の様子が伝えられていましたが、その中で180度異なる成人式の様子が映し出されていました。まずは、熊本県益城町での成人式。昨年3月に大地震で甚大な被害を受けた地域です。322人が参加した成人式では町長が「復興の一員として力を貸してほしい」と述べられ、これに対し新成人の代表が「自分に何ができるかを考え、自覚と責任を持ち社会に貢献できる人間になるよう努力します」と宣言していました。同じく5年前に震災で多くの仲間を失った東北の若者は「ここまで生きてこれたことについて、感謝をしたい。そして命を落とした人たちのためにも強く生きていきたい」といったような言葉を述べていました。どちらの若者にも共通することは、大人としてそして社会の一員として、「自分の幸せ」だけでなく「人の幸せ」をイメージしていることでした。
おそらく、彼らは震災にあった時、いろいろな人たちから支援を受けたり、お互いが助け合う中で、手を差し伸べられる喜びや心強さを実感し、今度は自分たちが自分の幸せだけではなく、人の幸せのために力を注ぎたいという思いにかられたのではないでしょうか。 ところが一方、残念な成人式の様子も伝えられました。茨城県つくば市の成人式では数名の若者が、市長の挨拶中に椅子を投げようとしたり、ステージに上がろうとしたりして暴れ、開始15分で式が中断しまいました。しかも、その中の一人はテレビの「みんなに迷惑をかけたことをどう思うか。」とうインタビューに対し「俺が楽しかったら良い。俺が主役。」と答えていました。その成人式には多くの新成人が出席していました。本人も家族もずっと前から楽しみにしていたことと思います。中には、いろいろなことがあって特別な思いで迎えた人もいるでしょう。ところが、この残念な若者には20歳にもなってそれをイメージする力がついてないのです。「自分」というものを「人との関係」や「社会の一員」として考える力、自分の行動によって他の人がどうなるかをイメージする力を持っている人は、社会にとってプラスの行動をします。ところが、人のことを考えず、自分さえ良ければ良いという考えの人はマイナスの行動をとるのです。授業中や集会で私語をして聞きたい人の邪魔をする行動も、自分のことしか考えていないマイナスの行動です。
「人の気持ちをイメージする力」は学校の授業で教えてもらうものではありません。 まずは、自分がしてもらっているいろんなことに感謝の気持ちを持つこと。そうすれば、自分がしてもらって嬉しいことを人にしてあげることができる人になれるはずです。
ぜひ、皆さんには「自分のこと」だけではなく周りのことを考えることのできる人に成長して欲しいと思います。

 最後に、この3学期は進級、卒業に向けて大切な時期です。
3年生は、授業が残り15日しかありません。ほぼ2週間です。マラソンで言えば競技場に入ってきて、まさにゴールが目の前にある状態です。高校生活の締めくくりとして最後までしっかりと走り、しっかりとゴールして欲しいと思います。
1・2年生も学年末テストまで22日しかありません。まだまだゴールではありませんが、ぜひともここにいる全員が、一つ上の学年へしっかりとバトンをつないでください。
とにかく、進級・卒業が危ぶまれる人は、まず明日からの授業1時間1時間を大切にすることが大事です。また、余裕がある人も、自分さえ良ければという自己中心的な考えではなく、周りの友だちの中に「今頑張らなくてはならない人」がいることを頭に置きながら、クラス全員が進級卒業できるための授業の雰囲気づくりに協力をしてください。
(さらに…)

2学期終業式の講話を掲載いたします。

2016-12-26
校長室だより ここに科学の力あり

■ 2学期終業式 講話(12月22日)■

この2学期も多くの生徒が、様々な場面で活躍をしてくれました。 部活動においては、自転車競技部、機械研究部が全国大会に出場したのをはじめ、実業総体や市民大会、茨工祭においても日頃の練習の成果を発揮してくれました。

また、それぞれのクラスや学年においても思い出に残る2学期であったと思います。 1年生は全クラスが体育館で行うという取り組みに初めてチャレンジし、ステージイベント、モザイクアート、縁日など、クラスが協力しながら取り組んでいました。 また2年生にとっては、上級生が引退したことで部活動の中心となったり、様々な検定試験にチャレンジしたり、修学旅行で北海道に行きクラスで楽しい思い出をつくるなどという本当に充実した2学期だったと思います。さらに、3年生にとっては、進路実現のための就職試験や入学試験などにそれぞれが全力でチャレンジした人生のターニングポイントといえる大きな意味を持った2学期でした。まだ、これから試験がある人も数名いますが、ほとんどの生徒は新しい進路が決まりました。来年は、それぞれ新しいステージで活躍する1年になります。高校生として最後となる正月に、新たな挑戦に向け自らの目標をしっかりと立てて欲しいと思います。

さて、今日は最近感じている2つの事について話をしたいと思います。まずは、挨拶です。私は朝15分ほど通用門に立っています。挨拶をすれば、ほとんどの生徒が挨拶を返してくれていたのですが、最近感じることは、少しずつではあるけども生徒の方から挨拶をしてくる場面が多くなったということです。とても嬉しいことです。もちろん、自分自身が挨拶をしてもらうことの嬉しさもありますが、茨木工科高校という集団の成長が何よりもの喜びです。ネット社会と言われる今、メールやSNSを通じて繋がる場面はとても多くなりました。でも、本当の繋がりとは顔を合わせて挨拶をしたり言葉をかわすことで生まれてくるものだと思います。挨拶ができるということは、相手を尊重する、思いやる、人と繋がろうという気持ちの現れです。ぜひ、心から自然に挨拶ができる人間になって欲しいと思います。

2つ目は、授業についてです。10月から12月にかけていろいろな授業を見て回りました。そこで感じたことは、クラスや教科によって生徒の取り組みに大きな差がある事です。中には、先生と生徒の気持ちが一つとなって集中しながら行われている素晴らしい授業もありました。生徒が真面目に授業を受け、集中しているので先生がそれに応えようと一生懸命に授業をする。相乗効果をもたらすことで授業の質が大きく高まっていました。残念ながら、逆のケースもありました。一部の生徒が授業と関係ない私語をする。先生がその生徒を注意するために授業が止まる。あるいは、私語がうるさく本当に授業を受けたい生徒が授業を受けることができない。本当に残念なことです。「授業」は、教室にいる先生と生徒全員の協力で作り上げるものです。3学期は、進級、卒業に向けた大切な時期です。是非とも自分だけではなく、クラス全員が進級・卒業できるよう、お互いが協力しながら「良い授業」を作りあげてください。本日、授業アンケートを実施しました。これを機会に自らの授業の取り組みがどうであったかを振り返って欲しいと思います。

今年は、祝日の関係で冬休みが少し長くなります。1月10日に皆さんの元気な顔を見ることを楽しみにしています。
(さらに…)

2学期始業式の講話を掲載しました。

2016-08-30
校長室だより ここに科学の力あり

■ 2学期始業式 講話(8月29日)■

 それぞれの思い、目的で過ごした夏休みが終わりました。 まず、一番の喜びは今日、工科高校の生徒が大きな事故もなくこのように2学期の始業式を迎えられたことです。私はこの夏休み、生徒の頑張る姿を見ようと運動部や文化部の公式戦や練習などを見て回りました。普段の授業とは違う姿、暑さにも負けず活き活きと活動する姿を見ることができ本当に良かったです。

 話は変わりますが、今年はリオでオリンピックが開催され、選手の頑張る姿が多くの感動を与えてくれました。皆さんの中にも、興味のある競技をテレビで観戦した人が多くいると思います。
メダルを取った選手、残念ながら負けてしまった選手。中には、銀メダルを取ったのに金ではない悔しさに涙を流している選手もいました。 一生懸命に競技をする選手たちを見て、あらためて「本当の喜び、悔しさ、感動というものは、そのことに全力で打ち込んだ人にだけ感じることができるもの」であることを確信しました。華やかな舞台の裏では、血のにじむ思いの努力があるのでしょう。 私も、様々な競技をテレビで観戦しました。そして、その中で選手のインタビューを聞きながら、話す内容に共通点があることに気づきました。まずひとつは、多くの選手が自分の力を信じる言葉や自分の成長を確信する前向きな言葉を述べていたことです。
例えば、オリンピック4連覇という偉業を成し遂げたレスリングの伊調選手は、「金メダルを取ったけど内容は30点」と自己採点していました。普通は、金メダルを取って手放しで喜ぶはずなのに、彼女は内容に満足しませんでした。これは、絶対的に自分の力を信じ、自分を大切にしていることからでてくる言葉に違いありません。また、惜しくも金メダルを逃した銀、銅のメダリストの多くが満足することなく「次は金メダルを取る。」とさらなる意気込みを示し、同様に今回メダルを取れなかった選手の多くも「今の自分を考えたら、この結果は仕方がない。しかし、次回の東京オリンピックでは必ずメダルを取る。」と力強く発言していました。その姿は、自らの今後4年間の成長を確信し、未来の自分を楽しみにしているように見えました。自らの力とその成長を信じる気持ちが「やる気」に繋がり、厳しい練習を乗り越える力を生み出すのだと思います。
もう一つ感じたことは、勝った選手も負けた選手も「皆が背中を押してくれたので・・・」「皆が応援してくれたのに・・・」といった周囲に対する感謝の気持ちを述べていたことです。周りに支えられて今の自分があるという謙虚な気持ち、そしてその支えに感謝する気持ちがあるからこそ自らを奮い立たせ、力の限り競技することができるのだと思います。

 皆さんも、オリンピック選手と同じく、一人ひとりが大きな可能性を持った人間です。これから厳しい社会を生き抜いていくうえで、「自分を信じ、自分の成長を楽しむ力」そして「自分を支えてくれる周りに感謝をする気持ち」を持ち続けて欲しいと思います。 3年生は、この2学期が自らの人生の夢の実現に向けてチャレンジするときです。夢の実現に向けて後悔のないよう、ベストを尽くしてください。1年生、2年生にとっても1年間の成長を左右する重要な時期です。学習に行事に前向きな高校生活を送ってください。

 最後になりますが、7月に授業アンケートを行いました。ほとんどの生徒が、真剣にアンケートに回答し、授業の満足度や要望を書いてくれました。結果をそれぞれの先生方に伝えるとともに、学校全体として、生徒が授業に対してどのような思いをもっているのかを知り、より良い授業をしていくための参考資料にしていきます。 自由記述で書かれてあったことについても、必要なものについては先生方に伝えました。先生方も「よりわかりやすい授業」に向けて努力をしていきます。ただ、授業は先生と生徒の協力で良くしていくものです。授業を受ける態度、授業規律をしっかりと守ることは授業の質の向上にとって必要不可欠です。自由記述欄に「私語をする生徒をしっかりと指導してほしい」ということも多く書かれていました。確かに、生徒を注意するのは先生の役割です。しかし、その前に私語をして授業の雰囲気を乱している生徒本人に大きな責任があります。1学期を振り返って、授業態度が良くなかったという自覚がある生徒は、周りにいる多くの生徒が「静かな環境で授業を受けたい」と授業中の私語を不愉快に思っているということに気づき、改善してほしいと思います。

それでは、2学期の皆さんの活躍を期待しています。
(さらに…)

茨木工科高校だより 第99号 を掲載しました。

2016-07-27

 茨木工科高校だより 第99号 を掲載しました。

→詳細はこちら

終業式の講話を掲載します。

2016-07-23
校長室だより ここに科学の力あり

■ 1学期終業式 講話(7月20日)■

 みなさん、おはようございます。 1学期が終わりました。1年生にとっては、中学校との違いに戸惑いを感じた1学期、2年生にとっては専門家が始まり工業高校らしさが増してきた1学期、3年生にとっては、いよいよ進路実現に向けて本格的に始動を開始した1学期であったのではないかと思います。 学校全体としては、挨拶の習慣も定着し、遅刻数も昨年度に比べ減少、多くの生徒が高校生らしい落ち着いた服装で学校生活を送るなど、まずまずのスタートが切れたのではないかと感じています。6月に行われた体育祭も、皆の協力のもと素晴らしいものとなりました。2学期の文化祭も力をあわせて思い出に残るものにしてほしいと思います。 皆さんの中には、良いスタートが切れて充実した毎日を送っている人もそうでない人もいるとは思いますが、一つの節目として、それぞれが4月からの自分を振り返り、今日から始まる夏休みを、自らのさらなる成長につながる充実したものにして欲しいと思います。 振り返るときに一つ心がけてほしいことは、「できなかった」「だめだった」とマイナスのイメージだけではなく、「できるようになったこと」「成長したこと」に目を向けながら、さらなる成長に向けて、次の段階としての目標をしっかりと立ててください。 少し話は変わりますが、最近の大きな出来事として、日本の野球界のスーパースターであるマーリンズのイチロー選手が、6月に日米通算の安打数を4257本とし、ピート・ローズ氏が持つ大リーグ通算最多安打記録を上回る大記録を達成しました。 そのイチローの言葉の一部を皆さんに紹介します。 「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。初めて打った1本目があり、2本目があったから4000本という偉業につながった。今、自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと遠くの大きな目標は近づいてこない。少しずつ前に進んでいるという感覚は人間としてすごく大事・・・」彼があれだけの結果を残したのは、目標に向かってコツコツと努力を続けたからなのです。皆さんも、自分の力を信じ、将来の幸せに向かって一つ一つハードルを越えていってください。  さあ、3年生は、いよいよ正念場です。就職希望の人は、担任、進路担当の先生、そして保護者と十分相談し、自分に合った企業を選んでください。安定しているから、大きな企業だからという理由だけではなく、担任、進路担当のアドバイスを参考にしながら、自分にあったやりがいのある企業への就職に向けて最善を尽くしてください。  進学希望の人も、大学入試に合格するための力はもちろんの事、入学後も、大学の授業についていけるよう基礎的な学習をしっかりこの夏休み中でつけてください。  大学の選択もチャレンジ精神をもって、挑んでほしいと思います。  最後に、夏休みは多くの誘惑や危険にさらされることもあります。自分自身をしっかりと持ち行動してください。人に流されたり、危険な場所に近づいたりせず、安全で安心感のある生活を心がけてください。  8月29日に全員が元気にこの場に顔を見せてくれることを心から願っています。
(さらに…) « Older Entries

▲ ページのトップへ