茨木工科高校ブログ

6月全校集会の講話を掲載しました。

2017-06-28

校長室だより ここに科学の力あり

■ 全校集会 講話(6月28日)■

 

 今年度の前半3ヶ月が過ぎました。それぞれにとって様々な変化があった日々であると思います。1年生は、中学校の時より求められる内容やレベルが大きく変化しました。

高校生としての自覚を持って、スムーズに対応できている生徒もいれば、まだ高校生になり切れていない生徒、戸惑っている生徒も若干見られるようです。

同様に、2年生においても、いよいよ専門系の授業が本格的に始まり、将来に繋がる知識や技能の習得に向けて努力をする時期が来ました。技術を磨くことが自らの幸せに繋がるという前向きな気持ちで、一つひとつ着実に力を付けて欲しいと思います。

そして3年生にとっては、進路選択にとって大きなウエイトを占める1学期。これから本番を迎える就職試験や入学試験に向けて、引き続き全力を尽くしてください。

この間、ある会社の社長さんの話を聞く機会がありました。その中で、心に残った言葉を紹介したいと思います。その方は、社長でありながらも毎年、採用試験の面接官をしているそうなのですが、「面接では、皆、挨拶もするし、返事もする。しかし、その生徒が日頃からしっかりと挨拶や返事をしている生徒か、いつもはしていないのに面接だけ形式的にしている生徒か、は即座にわかります。」そして「挨拶ができるかできないかということも、もちろん大切だが、もっと大切なことは挨拶をすることができる素直な心、人と繋がり人を受け入れることのできる心を持っているかどうか。」と言われていました。

 当たり前の事ですが、どんな面接練習より、普段の行動がどれほど大切かという事です。

私は、立てる日は毎朝、数人の先生と一緒に通用門で、登校してくる生徒や近隣の方と挨拶をかわすのが日課になっています。

こちらからの挨拶にはほとんどの生徒が、挨拶を返してくれるのですが、今年になって、昨年よりもさらに、生徒の皆さんから「おはようございます。」という挨拶をもらうことが本当に多くなりました。本当に嬉しいことです。

「挨拶をしてくれた人に挨拶を返す。」これは、ごく自然な事です。「自分から挨拶ができる」という力は、人と繋がっていくうえでは、全く違う高いレベルの力です。

自分から挨拶ができる人は、先ほど話をしたように、様々な人と自分から繋がっていくことができる人、素直な心を持っているということに繋がります。

ただ、自分から挨拶をするのにはもう一つハードルがあります。それは勇気です。自分から挨拶をすることは、なかなか勇気がいるし、苦手な人も多いと思います。しかし、ひとつ殻を破れば、その力が、自分の意見を伝えたり、表現したりする力に繋がります。ぜひとも自分から挨拶ができる人、人と繋がっていける人になって欲しいと思います。

 明日から、いよいよ期末考査が始まります。

 3年生にとっては、進学・就職に向けて本当に大きな意味を持ちます。

1・2年生も、特に中間考査の成績が良くなかった生徒はここで取り返しておかないと2学期以降大変なことになります。全てが、誰のためでもなく、自分自身のためです。

前向きに全力を尽くしてください。

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