全校集会の講話を掲載しました。
2016-05-13
校長室だより ここに科学の力あり一生の財産「挨拶の習慣」をつけよう
私は、毎朝8時10分から朝の朝礼が始まる5分前の8時25分まで、通用門で生徒の皆さんと挨拶を交わしています。「生徒だから先生に挨拶をしなさい」というスタンスは取りたくないし、そういう意味で立っているのではないので、できる限り私のほうから先に、生徒ひとり一人の顔を見ながら「おはよう」と声をかけるよう心がけています。
最近は生徒の方から先に「おはようございます。」という声が聞こえることも多くなってきました。中には、本当に元気な声でしっかりと挨拶ができる気持ちの良い生徒もいて、元気をもらいます。思わず「良い挨拶やなぁ」と返すほどです。おそらく、この生徒は、祖父祖母か両親か、小中学校の先生か、誰かはわかりませんが、このような習慣がつくよう教えを受け、自らそれを理解し、実践しているのでしょう。素晴らしい力です。
挨拶や時間を守るという習慣は、一度身についたら、一生の財産になります。最近は、若者の離職率が問題になっていますが、その多くがコミュニケーション能力の欠如であると言われています。コミュニケーション能力の源は、相手とつながる最初のきっかけである「挨拶」であると思います。
また、挨拶は見返りを求めたり、形だけでするものでもありません。相手を思う気持ちや、つながろうとする思いを伝えることが大切なことです。 「人の間」と書くように、人間は皆、いろいろな人の間で「支えたり、支えられたり」して生きています。これからのグローバルな社会を生き抜いていくには、多様な人とつながる力が、益々大切になってきます。
ぜひ、「自然に」、「心を込めて」挨拶ができる茨木工科生になって欲しいと思います。
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