令和5年7月7日(金)に「人工いくらをつくろう！」という体験授業を行いましたが、とても元気で明るい2年生（男子4名、女子6名）が参加してくれて、私たちも楽しい時間を過ごすことができました。

　まず初めに、扱う薬品の説明で、ナトリウム、カルシウムなど元素についてふれました。生徒の皆さんは、元素の勉強はこれからとのことでしたが、非常に興味をもって聞いてくれていました。

　次に実際の実験では、まず初めに食紅を少量、量り取る作業を行いました。ある生徒は食紅の量も少し入れすぎただけで、たいへん濃い赤になり、色素の色の強さにも驚いていました。

　次に、人工いくらのもとになるアルギン酸ナトリウムを水に溶かす作業を行いました。この作業は、均一に水に溶かすことは大変なのですが、皆さん和気あいあいと最後までしっかり混ぜ、水あめのようなどろっとした液をつくりました。

　生徒の皆さんは、このどろっとした液がどのようにイクラのようなプチッという食感をもつ粒になるか不思議そうでした。

　そして最後に、このどろっとした液を太めのスポイトにとり、特殊な液に一滴ずつ落しました。すると、一滴一滴がそれぞれ粒になっていく様子が見ることができ、生徒の皆さんは興奮していました。

 

　この粒を手にとり、実際につぶしてイクラの感触を楽しんでいました。実際に食べることはできませんでしたが、最後まで楽しく実験に取り組んでくれた生徒の皆さんありがとうございました。

　今回の授業をきっかけに、化学が好きになったり、実験に興味をもってくれると嬉しく思います。

　生徒皆さんの今後の進路決定に役立ててほしいと思います。そして、もし本校を選ぶことがあれば一緒に実験することを楽しみにしています。

大阪府立茨木工科高等学校

環境化学システム系