2018年度、第1回大阪府立大学との連携授業~SST.R&D 宇宙科学技術研究開発部
2018年度、第1回大阪府立大学との連携授業
大阪府立大学と茨木工科高校は2016年5月6日付より高大連携協定を締結しており、小型人工衛星の製作を通した宇宙工学教育に取り組んでおり、連携講座や共同実験、研究発表などを実施しています。
https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20160506/
今年度は台風や地震の影響もあり、例年行われてきた連携授業をなかなか実現することが出来ませんでしたが、11月8日(木)に第1回の連携授業を実施しました。
連携授業の内容としては、大阪府立大学の小型宇宙機システム研究センターが開発している、2機目の小型人工衛星OPUSAT-2(ひろがり)について講義(図1、図2)して頂いた後、本校の生徒たちが半年間、研究開発してきた、火薬ロケット(図3)、模擬人工衛星(アバターサット、図4)、人工衛星の電源系(図5)について成果発表を行いました。
連携授業の後半では、本校の生徒が現在開発しているアバターサットという遠隔操縦ロボットでロボットに搭載しているカメラの映像をVRゴーグルに送信し、Wiiリモコンで操縦できるもので、研究室の先生方や大学生たちに実際に操縦してもらい高く評価して頂きました。(図6)
また、小型宇宙機システム研究センターの研究室に訪問し、大学の1年生が研究開発しているローバーサット等について意見交換をしたり(図7)、直径2.5mのジェットエンジンの講義(図8)を受けたりして多くの事を学ぶことが出来ました。
今後の連携授業としては、12月16日(日)にアドバルーンを使った模擬人工衛星の共同投下実験や年末の合同報告会に参加する予定になっています。
最後に今回の連携授業では、予定時間を過ぎても、親切に丁寧に熱く、ご指導ご助言頂いた先生方、学生の皆さま、この紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。
「ミチテイク・プラス」大阪府立大学Webマガジンに掲載していただきました。
茨木工科高校とSSSRCの連携協定交流レポート/SSSRC坂野 文香さん
http://michitake.osakafu-u.ac.jp/2018/11/19/sssrc-ibarakikouka/