11月29日(水) 全校集会での校長講話を掲載いたします。
11月29日(水)
全校集会での校長講話
この2学期も多くの生徒が様々な場面で活躍をしてくれました。
自転車競走部が国体出場、SST R&D部が近畿代表として秋田県でおこなわれた全国産業教育フェアや大阪サイエンスデーにおいて展示発表、機械研究部がロボット相撲近畿ベスト8に入り、先日行われたエコ電レースでもたいへん優秀な成績を残しました。
また、美術部が近畿高等学校総合文化祭に大阪代表として2作品を出展、その他、鉄道研究部、写真部、漫画研究部、無線同好会など多くの部が茨木工科展や畑田地区文化祭に出展し、地域の方々に喜んでいただきました。
課題研究による作品の寄贈も含め、これからも地域の方々に喜ばれ、信頼される工科高校でありたいと思っています。そしてそれが生徒の皆さんの就職率のアップやそれぞれの成長にも繋がると信じています。
陸上部の駅伝や柔道部の活躍、さらに文化祭における各部の活躍など全て紹介できないのが残念です。クラブの活動については本校のホームページに随時アップしていますのでぜひ見てください。そして茨木工科高校に対する誇りを持って欲しいと思います。
今日は、この後生徒会の選挙も控えていますので、私からは1点のみ話をしたいと思います。
それは、「授業を大切にして欲しい」ということです。私はこの2学期、たくさんの授業を見て回りました。多くの授業において生徒は前向きに授業に取り組み、一般教科の学習や工科高校の特色である様々な専門知識や技術の学習をしていました。
ところが、一部心配な授業もありました。数人の私語のために授業に落ち着きがない。一生懸命聞こうとしている生徒もいるが、ざわついているため先生の話が聞き取りにくい。
そうなると、最初は聞こうとしていた生徒もやる気が薄れ、集中力がなくなってしまう。
持久走の時、しんどくても周りが一生懸命走っていると自分自身もその雰囲気に引っ張られて頑張ることができる、逆に、周りの人がだらだら走っているとその雰囲気に流されてしまい頑張れないのと同じで、場の空気は人の行動に大きな影響を及ぼします。一部の生徒による授業の乱れがクラス全体に影響を与えることは悪循環です。
常々言っているように授業は先生と生徒が協力して作るものなので、生徒に全て責任があるとは思いません。先生にとっても授業の内容や指導の方法を振り返ることは大切です。
しかし、授業をしっかりと受けようとする生徒の心構えがなければ、どれだけ先生が努力しても良い授業をすることは難しいと思います。
結局、授業の質が落ちることで不利益を被るのは生徒の皆さんです。
ここから、3学期に向けては進級卒業に大きな意味を持ちます。
是非とも、皆の協力のもと授業の雰囲気、教室の空気をプラスの方向に向けて、一人残らず進級卒業できるよう学習に励んでほしいと思います。
12月には授業アンケートを実施します。この結果をもとに、先生も生徒もこれまでの授業を振り返り、より良い授業つくりを進めていければと思います。
それでは、明日から期末テストが始まりますが、皆さん全力で取り組んでください。