茨木工科高校ブログ

校長室だより 第76号を掲載しました

2015-12-28
校長室だより 第76号 ここに科学の力あり

■12月 学校集会講話(12月24日)■

 みなさん、こんにちは。
 2015年、平成27年も残すところ1週間になりました。
 みなさんにとって、今年はどんな年だったでしょうか?
 私は、夏休み前に、病気が見つかり、1カ月の入院、自宅療養をしました。そういう意味では、ほんとうに印象深い年でした。
 おかげさまで、生徒のみなさんが、さまざまな取組みで成果をあげてくれ、先生方も学校をよくするためにがんばってもらい、それが何よりもよい薬になったのかすっかり元気になりました。ありがとうございます。

 さて、今年度、4月から私が皆さんの前で話をするのは、今日で6回目になります。
 さまざまな話をしたつもりですが、皆さん少しは覚えているでしょうか?
 過去5回の中で、最もよく話したことは、何だと思いますか?

 キーワードで言うと、「あいさつ」「ABCDの規則」です。むしろこれしか話していないと言ってもよいかもしれません。
 今日は、あいさつについて、最近、非常にシンプルなんだけれど、強く印象に残った女子中学生の新聞への投稿文を読み上げて、今年のまとめとしたいと思います。

 11月2日付の産経新聞の「談話室」というコーナーに掲載され、標題は「あいさつで相手に好印象を」というものです。

 6月に、学校で勤労体験学習があり、私は卵を出荷する工場で働いた。その職場へ行ったのは私一人。とても緊張し、足はガクガク。まず、「おはようございます」とあいさつしたが、声は震えていた。
 しかし、働いている人たちに温かく迎えられ、少しずつ緊張もほぐれ、仕事にも慣れてきた。そんなとき、職場の人が私のことを話しているのが聞こえてきた。
 「何を話しているのだろう」と不安になり、つい聞き耳を立ててしまった。すると、その人たちは、私のあいさつをほめてくれていた。声が大きく、にこやかで、一生懸命さが伝わってきたという。
 そういえば、「あいさつは第一印象を決める」と、よく祖母が言っていた。あいさつの大切さを改めて教えられたような気がした。
 これからも、人と接するときは、まずあいさつを大切にしよう。そう肝に銘じた。

 どうでしょうか。シンプルでわかりやすいでしょう?
 あいさつは、人を心地よくするための一つ目の潤滑剤です。

 私が、毎朝、楽しみにしている新聞の連載小説の昨日の回の最後にこのようなくだりがありました。
「おはよう、おやすみ。いただきます、ごちそうさま。行ってきます、ただいま。ありがとう、ごめんなさい。この八つの言葉が言えれば、集団生活は円滑にいきます。これだけは常に口にしてください」とありました。

 みんなで、あいさつをしあえば、学校全体が心地よくなります。来年はますます居心地のよい学校になることを期待しています。
  今日は、これで私の話を終わります。

【表 彰】
○スペース・サイエンス・テクノロジー研究開発部(SST・R&D)
 滝本 晟英(1年1組)・上田 恭輔(1年4組)
  サイエンスキャッスル2015関西大会 研究奨励賞
  発表演題「Cube-Satの電源研究開発」

【後期生徒会認証式】
 選挙管理委員会委員長より、11月25日に行われた後期生徒会選挙結果を報告するとともに、校長から6名一人ひとりに委嘱状を手渡した。「意心地のよい学校にするために、互いに協力して、生徒会活動に励んで欲しい」という励ましの言葉をかけた。

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